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2013年06月07日

実生活が伴わないスピは意味がない・・

実生活が伴わないスピは意味がない・・


と、常々タイトルのように認識してるので、ちょっと実生活で感じたことを書いてみます。

私は、とある南の島で小さな宿をやっており。

2年くらい前から、スタッフ(10名)だけでも、「私がいる以上に」よくやってくれるので、私は、メールでの予約担当に徹して、インドネシアをいろいろ旅している訳ですが。

ちなみに自宅と宿が同じ敷地内だったので、わずか5棟の客室にも関わらず。
満室になると、人がいっぱいでしんどくなり(苦笑)

ゲストが0になると、うわ〜い、私一人で独り占め〜とか、喜んでるような社長だったので。^^;;

現場にいない方が、いいみたいです。笑

あと、私がいると、ゲストもスタッフもどうしても、甘えが出る訳ですよ。

何かあった時に「社長と話したい」となる訳で。

でも、いなければいないで、ローカルとゲストで、ちゃんと解決できることが大半なので。
その方が、「旅の醍醐味」って感じでいいと思ってます。

もちろん、どうにもならない時は、電話などで対応してますが。

あと、1年くらい前から、スタッフには、「社長」や「ボス」ではなく、名前で呼んでもらってます。

私の立場は、オーナーで、予約係・・と、徹底してもらってます。笑

そしたら、スタッフの中に、より自主性みたいなものが、育ってくれたみたいです。
現場の自分たちで働きやすい環境に、また、ゲストにも楽しんでもらえる環境を・・ってな感じです。

ちなみに、マネージャーのようなシステムもありません。
(以前はあったのですが、どうしても、自分は偉いんだ・・とか、あとは、嫉妬が出て来たり、とにかく、うまくいかなかったのです。)

スタッフは、みな、私も含めて、立場は平等。
それぞれの「持ち場」に責任を持つ・・という姿勢でいます。

何か決める時も、みんなで相談して、決めてます。

また、仕事の内容の違いによって、若干、基本給の違いはありますが。
あとは、ボーナス等、みんな一律。

給料決定は、売り上げに応じて、一応、毎月経費リポートを出してもらって、利益を公平に分ける感じで私が担当してますが。
いずれは、これも、スタッフでできるようになったらいいな・・と思ってます。

インドネシア語もろくにできない状態で、「一目惚れ」だけで、単身移住した土地で、7,8年でここまでになれて、とても満足しています。

もちろん、ここまでくるのに、いろんな想像を絶するような日々があった訳ではありますが。笑

さて。
先日。

イギリス人の10名くらいのサーフスクールの団体様のご予約があり。

主催者の方(借りにAさんとします)から、予約時の事前メールでこんなのが届いたのですよ。
(ちなみにAさんは、1度プライベートの下見で、泊まられてます。)

Do you have a procedure for getting people airlifted out of Village?

アパ?(インドネシア語で、何?)笑

よく意味が解らなかったので、Googl翻訳で調べてみると。

「あなたは村の外に空輸人を取得するための手順がありますか?」

何云ってんのこの人?ですよねぇ〜。笑

なので、「すみません、よく意味解らないのですが。
ちなみに、うちは、飛行機持ってません。」とお返事したら。笑

「いや、あなたが飛行機持ってないのは、知ってます」と。
そりゃ〜そうですよね。^^;;

よくよく聞くと、どうも、緊急事態があった時に、シンガポールなどに病人やけが人を搬送する連絡網?やコネクションのようなものがあるか?ということを聞きたかったらしいです。
(この人、夜のメールは、支離滅裂だったので、酔っぱらってる?ってな印象も。^^;;)

まあ、他にも、近くに病院はあるかとか、いろいろ聞かれてましたが。

もう、この段階ですっかりなえいだ私。^^;;

そりゃ〜あなたの気持ちも解らないではないが。

なんかあった時は、私たちもベストを尽くすけれども、あまりの危惧は現実を呼びますよ。
あまりに心配されるのなら、止めた方がいいと思いますよ・・とお返事したら。

いやいや、解った。
ただ、はっきりしたかっただけ・・と、予約続行となりましたが。^^;;
(ちなみにうちは、ちょっと大きな病院までは、最低車で1時間くらいかかるような僻地です。
外人もなんとか対応できるような病院のある街までは、2時間弱です。)

で。

お帰りになったあと。

スタッフみんなよくやってくれて、本当に楽しく有意義な滞在だった。
参加者もみな、感動し、ぜひ、また、開催したいのだが。

なんといっても、費用で一番大きいのが、宿泊費なので。
もう少しなんとか、ならないか・・というご相談。

すでにエージェント価格を出してるのになぁ〜。^^;;

で、一応、スタッフに聞いてみたけど、エージェント価格だよ〜とのお返事。

だよねぇ〜。

うち、請求書とか出すのとか、いろいろ面倒だから、エージェントも、日本の知人の会社1社としか契約してないんだけど。

これ以上は、無理よねぇ〜ってことで。

私たちは、公平に利益を分配しており、売り上げは、そのままスタッフ(私も含む)の給与になっています。
もし、あなたが私たちのサービスに満足してるのであれば、更に値引き交渉とかできないと思うのですが・・と、書いてみたら。

いや、確かに「リスペクト」している。
でも、価格を押さえられたら、もっとたくさんの客を呼べて、みんなの利益になるはずだ・・とお返事が来たのですよ。

なので、いや、スクールの人数としては、10名が限度と思います。
あまりにたくさんの人数で、一度に押し掛けると、他のゲスト(うちのゲストだけではなく、村全体の客という意味で)にも迷惑になります。
その辺りのことをぜひ、ご考慮ください・・とお返事しました。

その後、今のところノーコメントですが。^^;;

その点、日本のお客様は、その辺りのこと、よく理解されてる方が多く。

例えば、毎年来てくれて、なおかつ滞在中には、「大工だから」と云って、スタッフと一緒にあちこち直してくれちゃうゲストの方(仮にB さんとします)がいらっしゃるのですが。

Bさん、いろいろ直してくれるし、毎年来てくれるから、割引いくらにしようね〜と、スタッフと相談してたのですが。

Bさんは、割引別にいいですよ。
自分にできことはそれくらいなので、それが彼らの収入になるのだから・・と、云ってくれるのですよ。
うるうる。^^

基本的に、うちは、Bさんのようにご理解の深いゲストの方々やリピーターさんに恵まれて。
私やスタッフも、ゲストからいろいろ「宿のあり方」のようなものを学ばせてもらってます。





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Posted by Fuwarin☆ at 15:49 │自分のこと